新日本のIWGPヘビー級王者・棚橋弘至(35)が22日、成田からメキシコ遠征に出発した。12日に決勝が行われたG1クライマックスの後は「プロレスに入って初めて」という計6日間のオフをもらった。故郷・岐阜に帰り、家族と3日間の沖縄旅行に出かけた。小学3年の長女と小学1年の長男も「すごく喜んでくれました」とパパの顔を見せた。

 メキシコではルード(悪役)として、18日間で10試合程度が予定されている。帰国後は9月23日の神戸ワールド記念ホール大会で、G1大阪大会で苦杯を喫したノア丸藤正道(32)の挑戦を受ける。「丸藤に負けた時は、悔しくて吐き気がした。精神的にまいって、部屋から1歩も出られなかった。メキシコには動きの速い選手が多いので、対丸藤対策にはベストなタイミング」と雪辱を誓った。