<TOMMY自主興行『プロレス人生三十年』>新宿FACE◇観衆350人

 栗原あゆみ(28)が対戦を熱望していた相手の1人、里村明衣子との一戦がTOMMYレフェリー(45)の30周年記念興行にて行われた。

 TOMMYがこのカードを組んだ理由は「あゆみは子供のころからよく知っていて、里村はGAEAの新人時代からよく裁いていた。関係の深い2人なんだけど、シングルが今までにないと聞いて、お願いしました」と言う。過去4度のタッグ対決はあるものの、シングルは実現していなかった。

 栗原は序盤から里村の足殺しに出たことが功を奏して、相手の武器の蹴りの威力を半減させることに成功。頭突きからの裏投げで勝負を賭けたところで15分時間切れのゴングが鳴った。

 里村の握手を拒否した栗原は代わりに人差し指を突き出して再戦をアピール。里村も了承し、いずれどこかのリングでこの対決が行われることになりそうだ。栗原は「自分の中では大一番でした。試合をやる前は、田村欣子さんとのシングルをやる時の心境に似ていました。引き分けに終わってしまったので、まだまだやりたいと思って再戦をアピールしました。どこのリングででもやりたいです」と里村との第2ラウンドに意欲を燃やした。