<ウルティモ・ドラゴンデビュー25周年記念大会:ルチャ・フェスタ2012>◇7日◇東京・後楽園ホール◇6試合◇1653人

 ウルティモ・ドラゴン(45=闘龍門MEXICO)が自らの25周年を勝利で飾った。ザ・グレートサスケ(43=みちのく)ラヨ・デ・ハリスコJr.(52=メキシコ)と組み、ウルティモ・ゲレーロ(メキシコ)ブラック・タイガー(40)大原はじめ(WNC=28)組と、時間無制限3本勝負で対戦した。

 1本目はウルティモ・ドラゴンが9分13秒、大原に片エビ固めで敗れた。2本目はゴングが鳴る前から、大原がウルティモ・ドラゴンのマスクを破って暴走、反則で1対1の同点になった。決勝の3本目はウルティモ・ドラゴンがラ・ケプラータ(場外へのムーンサルト)を放つなど大活躍。6分56秒に大原から飛龍裸絞めでギブアップを奪った。

 ウルティモ・ドラゴンは「25年の歴史があります。あと何年、プロレス、ルチャ・リブレ(メキシコのプロレス)ができるか分かりませんが、リングに立てる限り力いっぱい戦うのが自分の人生」。ラ・ケプラータは米国では、本名の浅井嘉浩からとって「アサイ・ムーンサルト」と呼ばれている。「この年になると空を飛ぶのが怖いです。でも、皆さんの声援のおかげです。ありがとうございました」と話した。