<まこかなプロ>◇9日◇新宿FACE◇観衆326人

 華名と真琴による初の自主興行でタッグマッチながら初対決を果たした華名(31=WNC)と中島安里紗(23=JWP)が激戦を展開した。もともと両者ともAtoZ(※2006年に解散)出身で華名が1年先輩という間柄。それぞれ引退を経験しており、これまで1度も対戦経験がないまま現在に至っていた。キックや関節技などを積極的に取り入れ女子プロレス界では異端とみなされることも多い華名だが、中島は素直に華名のファイトスタイルを認めており、今回の対戦は互いに待ち望んでいたもの。華名は花月、中島は朱里をパートナーに一歩も譲らない両者。華名がグラウンドで優位に立つと、中島もだるま式原爆固めであと一歩まで追い込む場面を作り出す。試合は30分時間切れで幕。試合後、華名は「シングルが楽しみ」と笑顔。中島は右肩を押さえながら「自分に足りないものがわかった。いま対戦しておいてよかった」とコメントした。