初の海外遠征となった香港から帰国したゼロワン橋本大地(20)が6日、都内で会見した。香港ではヒールファイトに徹して、毒霧吐きも初体験した大地は「マット上で髪の毛を引っ張ったり、顔をかきむしったりしました。でも、チンコはやってませんよ。痛みを知ってますからね」と笑った。

 新日本の来年の1・4東京ドーム大会では、武藤敬司(49)と初タッグを結成して、天山広吉(41)小島聡(42)の天コジと対決する。父真也さん(享年40)が亡くなり、翌年の1・4東京ドームの武藤、蝶野正洋(49)組対天コジが、大地にとって最後に見たドーム決戦。「当時は父に関わってくれた武藤さん、蝶野さんに勝ってほしいと思って見ていた」。天コジが「新日本の東京ドームに上がるのは、まだ早い。オヤジの名前で上がれるんじゃないか」と言っていることには「僕も一緒です。正直早いと思うし、上がろうと思っていなかった。だけど父親の名前で決まった試合であっても、自分自身の力を見せて打ち勝ちたい」と意欲を見せた。

 武藤との初タッグについては「(昨年3月に)武藤さんとシングルで戦ってから、月日がたっている。あの時より強くなった自分は、武藤さんが安心できる選手になっているはず」と話した。