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 BOM-BA-YE>◇31日◇東京・両国国技館

 藤田和幸対小川直也の対戦は、不完全燃焼に終わった。序盤から小川が攻勢。藤田がリング下に落ちると、小川はオープンフィンガーグローブを外して挑発。藤田もグローブを脱ぎ捨てる。その後は、藤田がテークダウンを奪い、パンチを振り下ろすとレフェリーストップ。観客のブーイングが響く中、アントニオ猪木が「1、2、3、ダァー!」と締めた。

 勝った藤田は「勝手にやってろ」と叫び、小川は「呼ばれて、対戦したのに勝手に止めやがって。納得がいかねぇ」とぶちまけた。アントニオ猪木は「今日の客はラッキーだ。見たくないやつは来なくていい。今日のような怒りを客が持てば、またプロレスブームは来る」と不敵に笑った。