<アイスリボン>◇11日◇神奈川・横浜ラジアントホール◇観衆195人

 空位だったトライアングルリボンの王座決定戦は“崖のふちプロレス”代表の松本都(27)が制し、第13代王者の座に就いた。

 予選トーナメントで決定戦の出場選手が藤本つかさ、松本都、紫雷美央の3選手に決まった。戦前は藤本か美央のどちらかの勝利を予想する声が多かった。紫雷美央は予選を制した際、松本都に対して「本番ではお前を丸め込む」と宣言していた。

 リニューアルされたトライアングルリボンのベルトを前に試合開始。藤本と美央のロックアップに対して松本は中に割って入れないスタートだったが、途中、レインメーカーを繰り出すなど、意外な動きを見せると、さらには藤本と美央をまとめて「みやここクラッチ」で丸め込むなどペースを握る。最後は藤本が美央へ「ビーナスシュート」を仕掛けたすきをついて、丸め込んで3カウント。下馬評を覆す“奇跡”を起こした。