<プロボクシング:東洋太平洋フェザー級王座決定12回戦>◇20日◇東京・後楽園ホール

 元世界WBAスーパーバンタム級王者李冽理(30=横浜光)が引き分け、同級王座獲得に失敗した。

 同級3位シリオ・エスピノ(30=フィリピン)と対戦。李は手数では上回りながら、有効打では劣勢で、8回の公開採点では0-2とリードされた。終盤に接近戦で反撃し、判定にもつれこんだ結果は三者三様の1-1で引き分けだった。

 1月から韓国で1カ月キャンプを張ったが、「緊張で足が動かず、ペースにのせるのに時間がかかった。また弱点が出てしまった。途中採点で焦りもあった」とガックリ。

 世界王座陥落後2試合勝利がなく、世界再挑戦へ前進どころか、また遠のいてしまった。