<新日本プロレス:NEW

 JAPAN

 CUP

 2013>◇23日◇東京・後楽園ホール◇2015人

 レインメーカー、オカダ・カズチカ(25)が、また新日本の歴史を塗り替えた。後藤洋央紀(33)を決勝で破り、初出場、初優勝の快挙を達成した。

 準決勝で矢野通(34)に苦しみながら、一瞬のスキをついたレッドインク(変形キャメルクラッチ)で逆転。決勝では、優勝3回の後藤の猛攻をしのぎにしのいだ。最後は、後頭部へのドロップキックからツームストン・パイルドライバー、そしてレインメーカーで後藤をなぎ倒し、試合を決めた。

 昨年は、IWGPヘビー級王座を史上2番目の若さで戴冠。さらに夏のG1クライマックスで初出場初優勝、プロレス大賞MVPも獲得した。

 今年1月4日の東京ドーム大会では王者棚橋弘至(36)に挑戦し敗れたが、再び4月7日の両国国技館大会で挑戦権をつかんだ。マネジャーの外道は「完全復活まであと1つだ。4月7日の両国国技館で、史上最強のインベーダーがプロレス界の歴史を変える」と宣言。オカダは「歴史が変わる一瞬を見逃さないでください」と自信たっぷりに話した。

 表彰式後、リングにベルトを持って登場した棚橋は「愛と金じゃあ、何度やっても愛が勝つんだよ」と、オカダに返し超満員の観客にアピールした。