<スターダム>◇29日◇東京・両国国技館◇観衆5500人

 愛川ゆず季の引退にともない、第2代ワンダー・オブ・スターダム王者決定戦が行われた。団体生え抜きで愛川と名勝負を演じてきた安川惡斗(26)がダーク・エンジェルと戦ったが、10分42秒、相手のレイネーラにつかまってレフェリーストップで敗れ、悲願のベルト奪取はならなかった。

 試合前に負けることがあれば1からやり直すと話していた安川は、青ざめた表情で会見席に現れた。「言ってきたことには責任を持ってきた。言った通り1からやり直す。修行してもっと強くなって戻ってきたい。しばらくリングには立たない」と宣言。デビュー後は若手ヒールとして成長を続けてきたが、大きな壁に突き当たった。

 ダークエンジェルの話

 ゆずポンが持っていたベルトだから責任を感じる。良いチャンピオンになりたい。