<ノア:小橋建太引退試合>◇11日◇日本武道館◇1万7000人超満員

 プロレス界の「絶対王者」小橋建太(46)が、思い出の地・日本武道館で現役を引退した。

 メーンの8人タッグで、39分59秒、ムーンサルトプレスで金丸義信に勝利。12年2月11日以来、455日ぶりの白星を挙げた。

 武藤敬司、佐々木健介、秋山準と組み、かつて付け人を務めた教え子たちに、187発のチョップを打ち込んだ。

 小橋は試合後「とうとうこの日が来た。26年前に入団していろんなことがありました。しかし、自分自身で決断して歩んできたプロレス人生。苦しいこと、つらいことを乗り越えた先に、いくつものうれしいこと、楽しいことがあった。今日、私は引退します。プロレスで培った不屈の闘志でこれから頑張っていきたいと思います。これまで小橋建太と関わってきたみなさんに感謝します」とコメントした。