人気コミック「キン肉マン」作者ゆでたまごの一人となる中井義則氏の長男・光義(24=フリー)が、パンクラスに参戦する。

 9日夜、東京・杉並区のレストランで開かれた公開記者会見で、パンクラスの酒井正和代表同席のもと発表された。12月8日、東京・ディファ有明で開催されるパンクラス255大会で初参戦し、対戦相手は外国人ファイターが予定されているという。

 パンクラスのブラックTシャツを着用して会見に臨んだ光義は「パンクラスからオファーがきた時にはうれしいという一言でした。父の名前を出すことのプレッシャーもありますが、酒井代表が理解してくれている。ご無礼のないように結果を残していきたい」と決意を表明した。ボクシング、ムエタイ、柔術と格闘技歴は多岐にわたり、07年6月にはZST13大会で総合格闘技デビューを果たしていたが、右肩骨折などの大きな故障が続いて約3年間、試合をしていない。しかし今年に入って2度、米ロサンゼルスでトレーニングを続けてきた。

 酒井代表は「彼は光るものを持っている。経験を積めば世界を狙える。超人になってもらわないといけないですよね」と大きな期待。将来的にはUFCファイターにまで育成する目標を掲げた。父から「面白い試合をしてくれ」と激励されている光義は「12月8日は中井光義が格闘家であることを証明したい。今から試合が楽しみです」と意気込んでいた。