27日の全日本両国大会で一夜限りの復活を果たす兄弟タッグチーム「ザ・ファンクス」が25日夜、都内のホテルで来日会見に臨んだ。

 試合当日に激突する渕正信(59)、西村修(42)組同席で会見に出席。兄のドリー・ファンクJr.(72)は「フチとニシムラとの戦いはすごいものになる。我々は全力を尽くします。長年の友人でもある2人だが、リング上は関係ない。ベストを尽くしたい」と力強く意気込みを口にした。

 また弟テリー・ファンク(69)も「何年ぶりかの来日になるが、日本に来られて本当にうれしい。今回、兄ドリーと組むことがうれしいよ。兄ドリーとともに、日本のプロレスというものをしっかりみせたい」と話した。

 ザ・ファンクスは70~80年代の全日本マットで大活躍した伝説的なタッグチーム。2人の弟子となる渕は「もっと年寄りになって来日するかと思ったら違ってビックリした。2人とも元気で声もでかい、体格も若い。5~6分でやられてしまうのではないかと思うぐらい。緊張している」と警戒。

 ザ・ファンクスを尊敬し、あこがれの存在として位置づける西村も「間の取り方、戦術、風化しないプロレスをみせたい。対戦が実現し、試合が楽しみでならない」と口にした。