<全日本:両国大会>◇27日◇東京・両国国技館◇2563人

 曙(44)が3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)を下し、悲願の同王座初戴冠を果たした。

 諏訪魔にフロントスープレックスで投げ飛ばされると、そこから裸絞めで顔が真っ赤になるほど絞め上げられた。それでも、カウンターのラリアットで流れを奪い返すと、210キロの体重をかけたボディプレスを3連発。最後は必殺のヨコヅナインパクト(脳天くい打ち)を完璧に決め、19分30秒、3カウントを奪った。PWF会長のドリー・ファンクJr.からこの日初披露された新3冠ベルトを受け取ると喜びを爆発。「まだベルトが似合わないですね。とにかくうれしい。3冠の歴史に名が残ったことが大切。今日は幸せです」と笑顔を見せた。