<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇31日◇大阪・ボディメーカーコロシアム

 王者井岡一翔(24=井岡)が、フェリックス・アルバラード(24=ニカラグア)に3-0で判定勝ちし、3度目の防衛に成功した。井岡一翔(24=井岡)○判定3-0×フェリックス・アルバラード(24=ニカラグア)【1回】立ち上がりから激しい打ち合い。井岡が先制の左ボディを放つと、アルバラードも左ストレートを突き出して猛然と襲いかかる。その後井岡は左ジャブを打ちながら徐々に距離を取り始めるが、アルバラードは全く下がらず、強引に両腕を振り回しながら前進する。ラウンド中盤、井岡がカウンター気味のボディや右フックを当てると一旦は動きも止まるが、その後もアルバラードは前進と打撃の手を緩めず、井岡を打ち合いに巻き込もうとする。ラウンド終盤は井岡が若干冷静さを取り戻し、ガードを固めつつカウンターのフックを的確に返すなど、アルバラードの乱打に対応。【2回】依然としてグイグイと前進を続けるアルバラード。手数は前ラウンドよりも減るが、井岡と肩をくっつけるほどに接近しながら大振りのパンチを繰り返す。一方井岡はウィービングやステップワークでパンチを避けながら、カウンターフックを的確にアルバラードの顔面にヒットさせる。それを受けてか、ラウンド終盤にはアルバラードの顔面が早くも腫れ始める。【3回】これまで同様、がむしゃらに左右のパンチを振り回しながら前進するアルバラード。井岡は狙いをボディに切り替え、アルバラードの打ち終わりを狙って強烈なアッパーを次々にヒットさせる。手数ではアルバラードが終始圧倒するも、井岡はガードをしっかりと固めて対応。