<新日本:東京ドーム大会>◇4日◇東京ドーム

 新日本所属として初めて東京ドームに登場した飯伏幸太(31)が、悲願のIWGPジュニア王座を手にした。

 悪の化身と化した王者プリンス・デヴィットを、セコンド5人に邪魔されながら追い詰めた。投げっぱなしジャーマンからラリアット、さらにパワーボムで弱らせ、最後はコーナーからのフェニックススプラッシュで16分22秒、勝負を決めた。

 試合後は、謎の覆面レスラーから黒い花束を贈られ、対戦要求もされた。「念願のベルトを取りました。今まで以上に悪かったし、強かったけど、今は最高です」と、息を切らしながら喜びをかみしめた。