新日本プロレスの菅林直樹会長は9日、都内の事務所で会見し、不倫騒動を起こした所属レスラー、タイチ(34)の処分を発表した。

 処分内容は、9日から2カ月の出場停止と、その期間の30%の減俸というもの。先月30日に会社内に調査チームを立ち上げ、弁護士とともに騒動の事実関係を調査していたが、この日結果報告を受け、本人の言い分も聞いた上で、処分を決定した。

 処分理由は、タイチが相手方女性と不倫関係にあり、その解消に当たり不適切な発言があったとした。一方で、相手方女性にもインターネット上での悪質な名誉毀損(きそん)、プライバシー侵害などの違法行為があり、タイチがきわめて甚大な社会的制裁を受けていること考慮したという。

 また、今回の騒動で、インターネットの情報や、その他媒体による情報によって、選手や観客に危害が加えられる恐れ、会場内が混乱する恐れなどがある場合は、会場内の警備を強化するという。