ジム会長らで組織する東日本ボクシング協会は9日、東京都内で理事会を開き、協栄ジムとの契約解除に伴い同協会預かり選手としての活動を望んでいた元世界ライトフライ級チャンピオンの亀田興毅と弟大毅からの申請を却下した。亀田兄弟の父史郎氏は、2人の独立のため新たにジムを設立する意向を同協会に伝えているという。

 史郎氏は昨年10月、大毅の世界戦での反則騒動で無期限のライセンス停止処分を受けており、ジム設立には10年以上のライセンスを持つ第三者を代表に立て、協会加盟金を用意して申請する必要がある。この日までに申請は出ていないが、通常は承認まで2カ月を要するという。

 東日本協会は今月3日に理事の一部による会合を開き、同席した史郎氏に協会預かり選手の申請を却下する方針を伝えていた。史郎氏はその席で新ジム設立の考えを表明した。