バスケットボール元日本代表でK-1ファイターの崔洪万(27)より大きい230センチ、150キロの岡山恭崇氏(53)は、脳腫瘍(しゅよう)の除去手術を受けることになった崔に対して「成功しても格闘技復帰はリスクが大きいのでは」と指摘した。

 同氏も脳下垂体に腫瘍があり、現役時代の80年2月に約1カ月間の放射線治療を受けて成長ホルモンの過剰分泌を止めた経験を持つ。「仮に成功したとしても、頭を殴られるのは決していいこととは言えない」と話した。手術の手法については「私と同じような状態であったなら、頭を開くことはせずに上唇と歯ぐきの間からメスを入れて腫瘍を除去することになると思う」と予想した。崔に対しては「頑張って復帰してほしい」とエールを送ったものの「もろ手を挙げて復帰を喜べない」と複雑な心境だった。