脳血流障害から復帰の新日本・永田裕志(40)が昨年10月に開発した必殺技「マジックスクリュー」でG1クライマックス(9~17日、両国国技館ほか)7年ぶり2度目の優勝を目指す。5日、都内で公開練習。「G1では効果的な技になると思う」と自信に満ちた表情で答えた。

 相手の頭を脇に挟んで持ち上げ、足をトップロープにかけ、そのまま首に対して自分の体を旋回させる。棚橋とのIWGPヘビー級王座防衛戦前に完成した技は、現王者の全日本・武藤が4月のチャンピオンカーニバルで初披露した大技「ネックスクリュー」に似て非なる技。永田は昨年10月の棚橋戦で使用済みで「武藤さんのパクリと言われるとしゃくに障る」と独自技であることを強調した。

 その武藤が4日の会見で、17日のG1決勝観戦を表明。この日初のエアロビクストレを公開した永田は「G1王者の方がIWGP王者よりも上ということを見せたい」と優勝を見据えた。