タイで5年ぶりに再起した元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(38)の件で、日本ボクシングコミッション(JBC)が試合を強行開催したタイ側のプロモーター、チュワタナジムのアンモ会長を11月2日に事情聴取することが29日、分かった。

 JBCは国内ライセンスが失効した辰吉の現役続行に反対の姿勢で、アンモ会長に対しては管轄する選手の日本招聘(しょうへい)を禁止する考えを既に打ち出しており、今回の聴取の上で処分を正式決定する。一方でタイ現地紙は、アンモ会長は12月22日のラジャダムナン・スタジアム設立記念興行で辰吉の復帰第2戦を行いたい意向があると報じている。