WBC世界フライ級王者の内藤大助(34=宮田)が「視聴率男」になった。TBS系列で全国放送された23日の内藤-山口戦の平均視聴率は、関東地区で25・6%だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。瞬間最高視聴率は、内藤の猛攻に山口が耐えた10回終了時点で32・8%。この日の一夜明け会見で、内藤は「いやあ、うれしいな。ファンあってのプロボクシングだから。これからもKOのような面白い試合をしたい」と笑顔を見せた。

 平均視聴率は3月のポンサクレック戦の26・3%、7月の清水戦の24・7%に続き20%台を超えた。これで内藤の防衛戦が今年の世界戦視聴率、中継局のTBSの年間視聴率ベスト3を独占したことになる。TBS関係者は「昨日は山口選手の頑張りも大きかった。今後も内藤選手を通して、ボクシングの人気が高まればうれしい」と話していた。