WBA世界フライ級8位・久高寛之(25=仲里ATSUMI)の3度目の世界王座挑戦が内定したことが27日、分かった。所属ジムの仲里義竜会長が明かしたもの。相手は1階級上のWBAスーパーフライ級王者ウーゴ・カサレス(32=メキシコ)。12月下旬に大阪開催で調整中だという。次戦で世界挑戦を目指す、WBAライトフライ級5位井岡一翔(21=井岡)とのダブル世界戦になる可能性もある。

 久高は08年7月、当時WBA世界フライ級王者だった坂田健史(協栄)に、昨年5月には坂田から同王座を奪取したデンカオセーンにタイで挑戦し、ともに判定負けしていた。

 久高が挑戦する予定のカサレスは、今年5月に名城信男(六島)から判定で王座を奪取した。その後はメキシコで2連続KO防衛中だ。1・3キロ重いスーパーフライ級での挑戦となるが、久高は「自分らしさが出せる。スピードで勝負したい。倒しますよ」と、力強い言葉でKO奪取を宣言していた。