東日本ボクシング協会は王者乱立防止のため日本未公認団体である世界ボクシング機構(WBO)と国際ボクシング連盟(IBF)への加盟を条件付きで要望すると決めた。13日、都内で定例理事会を開き、世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング協会(WBA)の王者に限って統一戦を認める見解を全会一致で決定。全国5地区で協議する23日の日本プロボクシング協会(JPBA)理事会に意見を提出する。

 JPBAとして加盟を要望することになれば、決定権を持つ日本ボクシングコミッションに正式に働きかける。要望が通れば、フェザー級ではWBC王者長谷川穂積(29=真正)と、IBF王者ユリオルキス・ガンボア(キューバ)やWBO王者ファン・マヌエル・ロペス(プエルトリコ)といった全勝王者らとの夢カードが正式な王座統一戦として実現するかもしれない。大橋秀行会長(45)は「極めて重大な問題なので慎重に協議したい」と語った。