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 GP覇者のアリスター・オーフレイム(30=オランダ)が最優秀選手賞(MVP)に輝いた。読者が選ぶ「第15回日刊バトル大賞」の集計結果が20日にまとまった。今日21日からK-1&総合格闘技、プロレス、ボクシングの3回に分け、発表する。K-1&総合格闘技部門のMVPは得票率で49%を獲得したオーフレイムが受賞。米総合格闘技ストライクフォース(SF)世界ヘビー級王座と合わせて2冠のマッスルモンスターは来年、4冠獲得を狙う意気込みを示した。

 敵なしの実力同様、オーフレイムは得票率でも圧倒的だった。得票率49%は、2位アーツの19%を大きく引き離して堂々の1位。大みそかDynamite!!(さいたまスーパーアリーナ)出撃に向け、都内で調整中のオーフレイムは、日本のファンに認められたことを素直に喜んだ。

 オーフレイム

 15~16年の格闘家人生は常に「鍛える」ことを続けてきた。それは大きな目標を達成するため。今年、K-1王者の目標に到達できた。長く険しい道だったからこそ、この栄誉ある賞をもらえて、うれしいし誇らしい。ファンには良い戦いを見せ続けてきたつもりだからね。

 今年はK-1、総合の両方で活躍した。4月にK-1横浜大会、5月にSF世界ヘビー級タイトル戦、10月にK-1

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 GP開幕戦(韓国)と続いた。最後は今月11日の同GP決勝戦で、GP制覇まで3戦を戦った。Dynamite!!参戦も確実で「今までとは全く違う1年。年が終わらないんじゃないかとさえ思っている」と冗談交じりに振り返った。

 来春にもK-1スーパーヘビー級王者シュルトとのタイトル戦が予定される。また大みそかはDREAMヘビー級王座決定戦に臨む可能性も残る。「K-1スーパーヘビーもDREAMヘビーも両方狙いたい。特にDREAMベルトに興味がある。それが最優先で、第1号の王者として名を刻みたい。大みそかもすごいKO劇を見せてあげよう。ミテネ!」。人類最強を目指すオーフレイムは4冠奪取に向けて突き進む。