09年に引退した元K-1MAX世界王者の魔裟斗氏(32)が東日本大震災の復興支援のために“現役復帰”する。25日、都内のジムでUFCファイター山本“KID”徳郁(34)と会見し、5月7日に東京・六本木ヒルズアリーナでチャリティーイベントを開催すると発表。ヘッドギア、レガーズ装着で2分3回のエキシビション戦を行う。引退後も週6日のトレーニングを続ける魔裟斗氏は「2度とリングに上がることはないと思ったけど、今すぐできることは格闘技だった」と経緯を説明した。

 また山本は交流のある岩手・大槌町の平野道場が津波で被災したことを明かし、釜石市に避難する同道場代表の平野仁と公開スパーリングをする予定。5月28日にUFC2戦目を控える山本だが「オレとの試合で元気な姿を見せてほしい」と一肌脱ぐ覚悟を示した。同イベント観戦は無料。会場で募金活動し、義援金は日本赤十字社を通じて被災地に送るという。