元WBA世界フライ級王者の亀田大毅(22=亀田)が13日、プロアマ本格交流促進の先陣を切って、日大ボクシング部で合同練習を実施した。同世界バンタム級王者の兄興毅とともに都内の同部を訪れ、東洋太平洋ミドル級王者の佐藤幸治(帝拳)の弟で全日本バンタム級6位の貴則(4年)と3分4回のスパーリング。大毅は「アマ選手は1回からトップスピード。勉強になった」と話した。

 ボクシング界は70年代からプロアマ間の交流が疎遠となった。だが現在、亀田、大橋ジムと日本アマチュアボクシング連盟(JABF)山根明会長が主体となり、プロと学生の合同合宿を検討。日大監督でJABF強化委員長代行を務める梅下新介氏は「アマに足りないものを学ぶ機会にもなる」と相乗効果を期待した。