日本人初の名誉王者になったWBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(35=帝拳)が9月、米ラスベガスでWBO同級王者で世界4階級覇者王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)と対戦することが19日、確実になった。帝拳ジムの本田明彦会長は最終合意が近いことを認めた。

 当初、7月予定だったが、ドネアは同時期に元WBA、WBC世界スーパーフライ級王者クリスチャン・ミハレス(メキシコ)と対戦するため、9月になった。本田会長は「プロモーター同士は合意している」と話す。

 この日、西岡は名誉王者昇格後、初めて会見に臨んだ。名誉王者には指名期限がない。ドネアとのビッグマッチに照準を合わせているだけに「究極の対決。(ドネア戦なら)完全燃焼できる」と意気込んだ。なお、西岡は来月、WBC本部のあるメキシコで名誉王者の授与式に出席する。