旧PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(35=ロシア)が21日(日本時間22日)、プロ総合格闘技からの現役引退を正式に表明した。

 03年大みそかの「猪木祭」でヒョードルと総合格闘技ルールで戦い、1分2秒でTKO負けを喫した新日本の永田裕志(44)は「私の一生のうちでも、とてつもない体験をさせていただいた。非常に残念ですが、彼の名前は永遠に語り継がれるでしょう」とコメントした。35歳での引退に「顔面パンチがあって脳にダメージを受ける総合の世界では、結構頑張った方ですね。さまざまな強豪と戦って燃え尽きたのでしょう。日本の総合格闘技をすごく盛り上げてくれた」と振り返った。