WBA世界ミニマム級王座決定戦が今日31日、大阪・ボディメーカーコロシアムでゴング。30日は大阪市内の家電量販店で公開計量が行われた。

 同僚井岡一翔(23)と同会場で世界初挑戦する同級2位宮崎亮(24=井岡)は、相手の挑発に乗らなかった。同級王座を懸けて戦うポンサワン・ポープラムック(34=タイ)が計量後、右手で首を切るポーズを見せてきたが「僕は大人ですから。明日すべて決まるので」と笑い飛ばした。

 一発でパスしたこの日の公開計量には、女手一つで育ててくれた母恵美子さん(50)も駆けつけた。「計量に来るのは初めて。朝から僕以上に気合入ってました。勝つことがプレゼント。ベルトを見せてあげたい」。苦手の減量を手作り料理で支えてくれた母へ、恩返ししたい気持ちは強い。井岡とは大阪・興国高の同級生で親友。「2人でチャンピオンになります」と力を込めた。