WBA世界スーパーフェザー級10位のハイデル・パーラ(30=ベネズエラ)が同国初の兄弟世界王者を目指す意欲を示した。5月6日に東京・大田区総合体育館で同級王者・内山高志(33=ワタナベ)に挑戦するパーラは29日、来日した。実兄の元WBA世界フライ級王者ロレンソに続く、世界王座奪取に向け「兄と同様、私もチャンピオンになりたい。兄からは『試合に向け、集中しなさい。集中力を発揮すれば勝てる』とアドバイスを受けてきた」と自信に満ちた表情を浮かべた。母国から22時間かけて日本に到着した疲労はあるが、内山戦に向けて約170回のスパーリングを消化。パーラは「強い王者だが、勝つ自信はある」と強気の姿勢を崩さなかった。