「プロレス界の鉄人」小橋建太(46)がきょう11日、引退試合(日本武道館)を迎える。

 小橋が引退の場所に選んだ日本武道館では10日、午後3時前に、正面玄関上に引退試合の看板が掲げられた。1月23日に引退試合を発表した際に「いくつもの思い出が詰まっている地で最後を迎えたかった」と小橋が話したプロレスの聖地。実は昨年12月、ノアが予約を入れた際には週末の予定がすべて埋まっており、11年度の使用実績もなかったため1度は断られていた。しかし、ノア担当者が何度も足を運び、小橋の実績も考慮され、唯一仮予約だった11日に貸し出しの許可を得られた。当日は1万7000人超満員になるのは確実。数々の名勝負を見届けてきた日本武道館が、小橋の戦いを静かに待っている。