WBC世界ライト級1位の荒川仁人(31=八王子中屋)が頼もしい相棒のサポートを受け、敵地での世界戦に備える。同級3位オマール・フィゲロア(23=米国)との暫定王座決定戦(27日、米国)を控え、16日に都内の所属ジムで国内調整を打ち上げた。今日17日に渡米し、ラスベガスで最終調整に入る。同門で米国籍の東洋太平洋スーパーウエルター級王者チャーリー太田(31)が練習パートナーとして同行。体格で上のフィゲロア対策に3階級上の東洋太平洋王者は絶好のスパーリング相手になる。荒川は「チャーリーのおかげで米国でもいい練習ができる」と歓迎した。

 米ケーブルテレビ局大手のショータイムで中継される注目の興行で組まれた王座決定戦。荒川は「あの舞台に立てるのが光栄。命をかけて12回の終了ゴングを聞くまでに決着をつけたい」と気合十分だった。