辰吉寿以輝(じゅいき、18=大阪帝拳)が“ダウン”を奪ってプロボクサーになった。元WBC世界バンタム級王者辰吉丈一郎(44)の次男寿以輝が24日、大阪市内のIMPホールでC級ライセンス(4回戦)のプロテストを受験。実技のスパーリングで、プロ1戦1敗の小山英哉(25=ワイルドビート)に左フックをさく裂させて、レフェリーが一時ストップ。合格が即日、発表された。

 空調会社に勤務する辰吉の長男寿希也さん(22)も、弟寿以輝のプロテストを見守った。かつては自身もプロボクサーを目指していただけに「まだまだ。(課題は)ディフェンス。打った後の詰めも甘いし、コンビネーションを磨かないと」と指摘。それでも「デビューは楽しみ。頑張ってほしい」とエールを送った。