7日にWBA世界フライ級王者となった亀田3兄弟の次男大毅(21=亀田)との世界戦が義務づけられている元同級王者坂田健史(30=協栄)は、大毅戦実現を信じて疑わなかった。8日、都内の協栄ジムで練習後「これでターゲットが絞れた。実現するのを信じてやっていくしかない」と語った。

 再びベルトを巻くことしか頭にない。08年大みそかにデンカオセーンに5連続防衛を阻止されて王座から陥落。その後、スーパーフライ級に上げたが、再びフライ級に転級した。そして今回の世界戦の勝者との対戦が義務づけられた。「デンカオセーンへのリベンジの気持ちもあったけど関係ない。相手が誰であっても、もう1回王者になる気持ちが強いです」。

 大毅はかつて協栄に所属していたが、坂田は接点がほぼなかったという。「対戦したら厳しい試合になると思うけど、最後は自分が勝つイメージでやっていこうと思う。まずは20日に集中したい」と、約1年ぶりにフライ級での試合となるシレガー(インドネシア)戦を見据えていた。