小橋異常なし、完全復活へ主治医が太鼓判※画像クリックで拡大表示

 ノアの小橋建太(40)が完全復活へまた1歩前進した。腎臓がんからの復帰戦から一夜明けた3日、横浜市立大付属病院で腎臓機能の検査を受け、主治医の中井川昇准教授(43)から問題なしのお墨付きをもらった。小橋は「今のペースでやれば問題ないを言われました」と検査結果を素直に喜んだ。三沢のエルボー、秋山のジャンピングニーパットを受け、頭と首の痛みは残るというが、疲れた様子は見えなかった。

 中井川氏にも予想できない鉄人ぶりだった。試合をすると、壊れた筋肉細胞からタンパク質が血液に流れ出し、腎臓の負担が大きくなるため、検査の数値は悪くて当然だと予想されていた。ところが今回の結果は以前とほとんど変わらず良好だった。同氏は「試合以上の練習をしていると聞いていましたが、その言葉が証明されましたね」と驚いた。

 復帰第2戦はまだ決めていない。小橋は「今後どうなるか分からない」と腎臓を1つ摘出した後の前例のない復帰だけに、経過を慎重に見ていくつもりだ。それでも前夜の敗戦には「悔しくなかったら終わりでしょ」と闘志をむき出しにした。次戦の決断も遠くはなさそうだ。【来田岳彦】[2007年12月4日8時30分

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