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詳細速報 <NEO2・18川崎>

◆NEO WORLD 2007

◇神奈川・川崎市体育館◇2007年2月18日◇15:00 ◇観衆1228人  
田村が浜田を下しV13

 田村欣子(31)が浜田文子(26=伊藤道場)を下し、NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル王座13回目の防衛に成功した。シングル初対戦で手の内を探り合いながらの戦いになったが、最後はランニングエルボーで勝利。「不思議な選手だった。もう1回やりたい」と再戦を希望した。06年は12カ月連続12回の防衛に成功したが、最終12月の日向あずみ戦が引き分けだったために王座の返上も示唆していたが「川崎のメーンを張れたし(返上しなくて)よかった。今年も1年防衛する」と今後も絶対王者として君臨することを誓った。

 アメージング・コング対井上京子のAWA世界王座戦はスパイラルボムでコングが初防衛。さくらえみと甲田哲也社長の結婚がかかった時間差バトルロイヤルは真琴の初勝利でさくら組が勝利したものの、さくらは結婚を白紙に戻した。

写真=田村(右)のランニングエルボーで決着

▽NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権試合60分1本
○田村欣子
(王者)
23分27秒 
片エビ固め
浜田文子×
(挑戦者)
 田村がシングル初対決の浜田を下し、13回目の防衛に成功した。序盤はムーンサルトアタックなどに押されたが、中盤以降は打撃を中心に盛り返した。強烈なエルボーを放つと後ろ回し蹴りが返ってくる。APクロスを浴びるとチェーンリスト2連発で切り返した。白熱の攻防からハンマーを連発して一気にスパート。ランニングエルボーで右ヒジを振り抜いて勝利をつかんだ。

 ◆田村「不思議な選手だね。試合をしたけどしてないみたいな。(試合後は)もう1回やろうと私から言った。初対戦だったんで、不思議なまま終わっちゃったから、もっとじっくりやりたい。(次の防衛戦は)今日セミに出てた人。そのメンバーで頑張っていかないといけない。セミとメーンの6人で今年の女子プロ界を変えていかないといけないので」。
▽30分1本
○日向あずみ
里村明衣子
32分48秒  
片エビ固め
元気美佐恵×
高橋奈苗
 「私たちの時代」が存在感を見せつける激闘だった。「エースとして団体を背負う私たちの世代をアピールしよう」という元気の呼びかけで組まれたタッグ戦。テクニックの日向&里村VSパワーの元気&高橋。各団体のエースは出し惜しみなく得意技を連発し、熱すぎる試合にセコンドもヒートアップした。JWP中島安里紗とSUN夏樹☆たいようが試合を無視して乱闘を展開し、JWPジュニア王者とPOP王者に新たな遺恨が生まれた。30分を過ぎても決着をつけられない焦りからか、両軍とも誤爆を連発。里村のオーバーヘッド浴びた日向が元気、高橋のラリアット、シャイニングウイザードに耐えるタフネスを発揮。元気の雪崩式Gドライバーを回転エビ固めで切り返すと、ランニングニーアタック、みちのくドライバー2で追い込み、最後は延髄へのダイビングニードロップでフィニッシュした。

 高橋は早々に退場。日向は里村のシングル戦要求にはうなずいたが、握手は交わさずにリングを降りた。
▽ハードコアルール無制限1本
○三田英津子18分31秒  
片エビ固め
木村響子×
 三田が殺気を取り戻して木村を仕留めた。「お笑い(試合)ばっかりやって、ラスカチョのころの三田はどこへ行った」と挑発されていた三田は、凶器が使えるハードコアルールでリングに立った。木村を流血させ、2階席から突き落とすなど「怖い女」が復活。チェーン、イス、フォークで反撃されたが、チェーンを奪うとデスバレーで痛撃。さらに元祖デスマレーボム2連発で壮絶な試合にピリオドを打った。
▽AWA世界女子選手権試合60分1本
○アメージング・コング
(王者)
19分14秒  
エビ固め 
井上京子×
(挑戦者)
 井上がAWA王座取りに失敗した。11日の風香戦で左足首を痛めていたが、コングと序盤から真っ向勝負の肉弾戦を展開。場外戦で机上に寝かされ、コーナーからのダイビングボディープレスを浴びたが、ハンマー、裏拳をラリアットで切り返す。ラリアット相打ち5発から交互に1発ずつを交換するなど互角の攻防が続いた。しかし、左足で踏ん張れないのが終盤で響いた。次第にダメージを負った井上は、ライガーボム、スパイラルボムでマットに沈んだ。
▽NEOマシンガンズ軍vsさくらリボン軍7対7全面対抗戦・さくらリボン軍が勝てば甲田社長とさくらえみ即結婚式スペシャル・ツインリング(リング&アイスリボン用マット)採用時間差バトルロイヤル
さくらえみ
春山香代子
米山香織
りほ
○真琴
山本“KID”優樹
黒田哲広
27分49秒 
オーバー・ザ・トップロープ
タニー・マウス×
宮崎有妃
豊田真奈美
闘牛・空
チェ・リー
趙雲子龍
希月あおい
 無気力ファイター真琴が初勝利でさくらリボン軍に勝利をもたらした。さくらリボン軍が勝てばさくらが甲田社長と即結婚、副社長に就任する時間差バトルロイヤルは、リングのほかにアイスリボン用のマットを使用したツインリングで行われた。

 無気力ファイターに小学生と戦力的に不利なさくらリボン軍だったが、「レスリング界の亀田兄弟」、金メダルを合計50個も持つ山本兄弟のKID(小2)が登場すると形勢逆転。KIDは小さな体で次々と大人を投げ捨て、レスリング、柔道、相撲、柔術にボクシングを学ぶ日本最年少総合格闘家の実力を見せつけた。さらに最年少プロレスラーりほ(小3)と仲良く合体攻撃。ちびっ子ファイターが試合を支配した。

 終盤、リング上はさくら、タニー、宮崎、チェ・リーの4人。さくらは3人を相手にしながらチェ・リー、宮崎を下す大健闘も、タニーの筋肉バスターに力尽きた。NEOマシンガンズ軍はリングで喜び合ったが、実は恐怖のあまり客席に隠れていた真琴が残っていた。タニーとのシングルマッチが始まったが展開は一方的。しかし、ロープ際で攻撃をかわすとタニーはリング外へ。エプロンで踏ん張られたが、さくらと甲田社長が愛の合体スタナーを決め、真琴がボディーアタックでタニーを場外へ落とした。真琴が初勝利を収め、さくらリボン軍が勝利した。

 試合後はNEOマシンガンズ軍も結婚を祝福し、希月が「てんとう虫のサンバ」、宮崎が「CAN YOU CELEBRATE?」を熱唱した。しかし、婚姻届にサインした甲田社長が満身創痍(そうい)のさくらを見て「プロレスをやめてほしい」と希望。これに希月、みなみ飛香、聖菜、りほが「まださくらさんにプロレスを教えてほしい」と結婚に反対した。さくらは婚姻届を破り捨て「私はプロレスと結婚します」と宣言。怒った甲田社長が子供たちを蹴散らすと、怒ったさくらが張り手。子供たちも次々と甲田社長を攻撃し、さくらと抱き合って喜んだ。

写真=最年少総合格闘家・山本“KID”優樹(小2=左)と最年少プロレスラーりほ(小3)
▽15分1本
○松尾永遠9分45秒  
飛龍原爆固め
栗原あゆみ×
 松尾がフレッシュ対決を制した。感情むき出しにしてガツガツ攻めてくる栗原に対して冷静に対応。裏投げ、エルボー、張り手は食ったがミサイルキックはかわし、最後は飛龍原爆固めで勝負を決めた。
▽15分1本
○植松寿絵
輝優優
14分45秒  
後方回転エビ固め
市井舞×
佐藤綾子
 伊藤道場の新星タッグ市井、佐藤がキング・オブ・タッグ植松、輝に返り討ちに遭った。「前から対戦したかった」と気合十分でリングに上がったが、相手のインサイドワークに劣勢。佐藤が捕まったが伊藤薫譲りのヒップアタック乱れ打ちで脱出し、2人がかりで反撃に出たが、試合時間残り15秒で市井が輝のエルボーから植松の丸め込みでカウント3を聞いた。
▽15分1本
○勇気彩10分39秒  
STF
野崎渚×
 勇気がNEO同期対決を制した。野崎とこの1年間練習してきたことをすべて発揮。攻撃を正面から受け止め、直進型ファイトではね返す。「いてまうぞ!」とクロスチョップで攻め込み、最後は引退した椎名由香さん直伝のSTFでタップを奪った。


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