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詳細速報 <ノア7・15日本武道館 >

◆Summer Navigation ’07

◇日本武道館 ◇2007年7月15日◇17:00 ◇観衆1万4600人  
三沢が田上の猛攻しのぎV4

 第11代GHCヘビー級王者・三沢光晴(45)が田上明(46)を退けて4度目の防衛に成功した。立ち上がりから猛攻を仕掛けてきた田上に対し、エルボーで対応。挑戦者の大技に耐えながら16分44秒、変型エメラルドフロウジョンからの体固めでフィニッシュした。

 秋山準、力皇猛のGHCタッグ王者は志賀賢太郎、川畑輝鎮組の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。

 日テレ杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦はKENTA、石森太二組が丸藤正道、飯伏幸太組を破って勝ち点7で優勝。GHCジュニアタッグ王者の鈴木鼓太郎、リッキー・マルビン組はジェイとマークのブリスコ兄弟と時間切れ引き分けで勝ち点6にとどまった。

写真=田上にエメラルドフロウジョンを放つ三沢(右)

▽GHCヘビー級選手権試合60分1本
○三沢光晴16分44秒 
体固め
田上明×
 三沢が田上の猛攻をしのいで王座を守った。序盤からトペを放つなどエンジン全開の挑戦者に対し、エルボースイシーダで応戦するなど生命線のエルボーで試合を組み立てた。エメラルドフロウジョンをかわされ、のど輪落とし連発、ダイナミックボム、延髄斬りを浴びても冷静。オレが田上を腕ひしぎで返し、エメラルドフロウジョンをさく裂させるとブレーンバスターの体勢から垂直に落とす変型エメラルドフロウジョンで4度目の防衛に成功した。

 試合後のインタビューで三沢は「声が聞きづらいのはオレのせいじゃねーよ」「(次期挑戦者を聞かれて)次の対戦相手が決まると精神的にキツイんだよ。今日くらい休ませろ!」と場内の爆笑を誘った。
▽GHCタッグ選手権試合60分1本
秋山準
○力皇猛
27分11秒 
体固め
志賀賢太郎
川畑輝鎮×
 パンチ軍団が晴れ舞台で大往生した。王者組との実力差は歴然も果敢に挑戦。志賀は秋山の攻撃に体力を奪われ、花道ダッシュからのランニングニーでグロッギー。川畑も力皇の張り手連発に対応できなかった。挑戦者チームに「しっかりしろよ」という哀れみの声と「タイトルマッチだぞ!」という激励が交錯した。川畑が不器用ながらもラリアット、バックドロップ、ダイビングエルボー、ミサイルキックで力皇に反抗。志賀は固め技の連続で秋山を戸惑わせる。さらに合体技ファンタスティック・フリップで力皇を、ダブルインパクトで秋山を追撃。志賀が雪崩式ブレーンバスターの形で川畑を力皇にたたきつける荒技も披露し、川畑が決着を狙ってムーンサルトを放ったが、力皇にかわされて万事休す。力皇ののど輪落とし、ダイビングボディープレス、変形無双に川畑が沈んだ。
▽日テレ杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦公式戦
鈴木鼓太郎
リッキー・マルビン
時間切れ引き分けジェイ・ブリスコ
マーク・ブリスコ
 鈴木、マルビンのGHCジュニアタッグ王者が痛み分けで優勝を逃した。合体、連係攻撃でマーク捕獲に成功したが、ジェイの巧みな攻めに流れ喪失。鈴木はダブルインパクトを、マルビンは2人がかりの波状攻撃を食った。要所で反撃も流れを引き戻すまでには至らず、残り時間は3分。マルビンがダブルインパクト式のシャイニングウイザード、鈴木がツームストンドライバー、ブルーディスティニーの大技で最後の猛攻に出たが、混戦の中でブリスコ兄弟のトラースキックがレフェリーに命中してしまった。鈴木とマルビンは合体のパーフェクト・ブルーディスティニーを決めるが、サブレフェリーのリングインが遅れてカウント2。そのまま試合終了のゴングが鳴ると場内は大ブーイングで、表彰式でも再試合を求める大ブーイングは収まらなかった。鈴木、マルビン組、ブリスコ兄弟組ともに勝ち点6で終了。この結果、7点のKENTA、石森組が日テレ杯の栄冠に輝いた。

 表彰式後、KENTAが「おい、チャンピオン。しょっぱい試合するからこんな雰囲気になっちゃっただろ。せっかくだから(オレたちと)タイトルマッチやるのかやらないのかハッキリしろ」とアピール。鈴木は「いつでもやってやるよ」と強がったが、ここでも大ブーイングを浴びた。最後はKENTAが「説得力のない『いつでもやってやる』は初めて聞いたよ。次のシリーズ、オレと太二でベルトを獲る」と高らかに宣言した。
▽日テレ杯争奪ジュニアヘビー級タッグリーグ戦公式戦
○KENTA
石森太二
21分43秒 
片エビ固め
丸藤正道
飯伏幸太×
 KENTA、石森組が勝ち点を7に伸ばして優勝に望みをつなげた。アップテンポのタッチワークで飯伏を集中攻撃したが、丸藤のアックスボンバーをきっかけに飯伏の猛反撃を許した。石森はスーパースターエルボーをキャッチされてジャーマンを浴び、コーナーに登ったKENTAもその場跳びのバック宙キックを食った。飯伏のムーンサルト、フェニックススプラッシュを立て続けにもらったKENTAだが、石森の好アシストで蘇生して飯伏にタイガースープレックス、丸藤にファルコンアローを見舞った。石森もスーパースターエルボーで丸藤の動きを止め、最後はKENTAが飯伏のバックスピンキックをキャッチするとそのままgo2sleepを決めて熱戦に終止符を打った。丸藤、飯伏組は勝ち点6で全日程を終了した。
▽30分1本
高山善廣
○杉浦貴
13分 
片エビ固め
斎藤彰俊
橋誠×
 高山組が苦戦した。橋を攻め立てて優位に試合を進めたが、高山が斎藤のキック、ラリアットに、杉浦が橋の張り手連発に手を焼いた。合体技で何とか盛り返し、最後は杉浦が橋をドラゴンスープレックスから五輪予選スラムにつないで黙らせた。
▽30分1本
森嶋猛
○モハメドヨネ
潮崎豪
11分15秒 
エビ固め
ナイジェル・マッギネス
ブライアン・ダニエルソン
ロッキー・ロメロ×
 森嶋とマッギネスが激しく火花を散らした。敵意むき出しで場外プランチャ、ラリアットを仕掛けるマッギネスに、森嶋もバックドロップ、ヒップアタックで応戦した。ノアトリオは勝負では小兵ロメロに照準を絞り、森嶋が肩車で抱え上げたところにヨネがローリングサンダーをたたき込み、キン肉バスターでピンフォール。
▽30分1本
小川良成
○谷口周平
13分10秒 
原爆固め
金丸義信
青木篤志×
 青木の成長ぶりが際立った。倒立やブリッジを織り交ぜたバリエーション豊かなサブミッションで谷口の左腕を攻撃。スピーディーな動きで小川とも互角に渡り合う。金丸が小川をカットする間に、青木は谷口を腕ひしぎに捕らえて勝負に出たが、逆にぶっこ抜きジャーマンを食って形勢逆転。最後はジャーマンをに屈したが、観客から大きな拍手を受けた。
▽30分1本
○佐野巧真
泉田純至
7分1秒 
片エビ固め
本田多聞
菊池毅×
 佐野が地力を発揮した。菊地のどてっ腹にローリングソバット連発し、フットスタンプで追い込んだ。泉田が本田の動きを封じる間に延髄ローキック、ノーザンライトボムとたたみかけて格の違いを見せつけた。
▽30分1本
○デイビー・リチャーズ
ソルーフ
伊藤旭彦
11分13秒 
片エビ固め
井上雅央
平柳努×
太田一平
 外国人選手2人が主役を奪った。ソルーフは200センチの巨体から繰り出すパワーファイトで観客のド肝を抜き、リチャーズはトペなどの突貫ファイトで場内をわかせた。終盤になると連係がさえ、最後はリチャーズが粘る平柳をジャーマンからDRドライバーで葬った。


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