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詳細速報 <新日本11・8両国>

◆新日本プロレス「DESTRUCTION’09」

◇東京・両国国技館◇2009年11月8日◇17:00◇観衆7500人  
中邑が棚橋破り2度目の防衛

 王者中邑真輔(29)が、挑戦者棚橋弘至(32)を22分47秒、ボマイェ(顔面へのひざ蹴り)からの片エビ固めで破り、2度目の防衛に成功した。団体を代表する両エースの戦いは、意地と意地がぶつかったようなビンタの張り合いからスタート。強烈な蹴りを主体に攻撃を組み立てる中邑は、得意技ハイフライフローを失敗した棚橋に滑り込みながらボマイェを見舞い、そのままピンフォール勝ちした。
 試合後は、8月にピンフォール負けした永田裕志を挑戦者に指名し、「永田裕志を挑戦者に指名したい。デカい借りをつくったから。(タイトル)実行委員会、会社がオレの言うことを聞くか分からないが」と話した。

▽IWGPヘビー級選手権試合60分1本
○中邑真輔
(王者)
22分47秒
片エビ固め
棚橋弘至×
(挑戦者)
 中邑が2度目の防衛に成功した。いきなり激しい掌底合戦で幕を開けると、息を飲むような緊迫した空気がリング上を支配した。棚橋の左ひざ攻撃に対し、中邑はキック、ひざ蹴りを中心に応戦。グラウンドでのドラゴンスクリュー2連発、テキサスクローバーホールドには腕ひしぎ、アームロックで反撃した。だるま式ジャーマン、ハイフライフロー(HFF)を食ったが、後頭部へのボマイエ一発で流れを引き戻すとスタンディングでのフロントネックロックからバックスリーパー。ドラゴンスープレックス、ファルコンアローをしのぎ、HFFをナックルで迎撃すると、最後はボマイエで永遠のライバルを撃破した。
 試合後、中邑は「借りを早く返したい」との理由から前シリーズでフォール負けを喫した永田裕志を次期挑戦者として指名。最後は「未来は俺が創る!」と意を決した厳しい表情で大会を締めた。
▽チェーンデスマッチ無制限1本
○真壁刀義 16分55秒
KO
飯塚高史×
 ※お互いの手首をチェーンでつなぎ、チェーンのみ公認凶器として認められる。3カウント、場外カウント、ロープエスケープ無し。勝敗はギブアップ、KO、TKOのみ。
  真壁が凄惨なデスマッチを制した。飯塚に場外を一周引きずられ額から流血した。真壁もコーナーパッドをはずし、飯塚の頭部を金具にたたきつけるが、金的攻撃からチェーンを首に巻きつけられてのブリザードスープレックス、さらにロープを利用しての絞首刑、雪崩式バックドロップで大きなダメージを負った。しかし、チェーンラリアットで飯塚のアイアンフィンガー・フロム・ヘルを阻止氏すると、チェーンを飯塚の首に巻きつけてのスパイダージャーマン、トップロープからのキングコング・ニードロップでKO勝ちを果たした。
▽60分1本
○田中将斗 14分28秒
エビ固め
後藤洋央紀×
 後藤が屈辱の3カウントを聞いた。真っ向勝負でぶつかったが、田中の鋭いエルボーの前に試合の主導権を譲った。垂直落下式ブレーンバスター2連発、雪崩式バックドロップ、デスバレーボム、スライディングDとたたみかけられた。ジャーマン、ラリアット、バックドロップ、牛殺し、昇天で反撃も、みちのくドライバー2からスライディングDを連発で食った。スライディングDをかわし、昇龍結界で最後の力を振り絞るも、これを逃がし最後はローリングエルボーからのスライディングDに屈した。
▽IWGPタッグ選手権試合60分1本
ブラザー・ディーボン
ブラザー・レイ

(王者組)
15分42秒
両軍リングアウト
ジャイアント・バーナード
カール・アンダーソン

(挑戦者組)
 G1タッグリーグ覇者のバッドインテンションズでもベルト奪回はならなかった。試合巧者のチーム3Dにアンダーソンが長時間つかまった。チーム3Dのラフファイトを交えての隙のない試合運びに手も足も出なかったが、ようやく代わったバーナードが1人で2人を相手に孤軍奮闘。アンダーソンの援護を受けて、必殺の合体技マジックキラーがディーボンに決まるもレイにカットされ最大の勝機を逸した。そのまま場外戦へ引きずり込まれ、一方的にイスで痛めつけられるとそのまま両者リングアウト。チーム3Dの初防衛を許した。
 試合後もアンダーソンが机の上へのスーパーパワーボムを浴びてグロッギーに。バーナードがリマッチを要求し、遺恨が深まった。
▽IWGPジュニアヘビー級選手権試合60分1本
○タイガーマスク
(挑戦者)
12分1秒
変型腕固め
ミスティコ×
(王者)
 タイガーが王座返り咲きを果たした。ミスティコのフェンス越しのプランチャに対し、キック、ドラゴンスクリュー、逆片エビ固めでミスティコの左足を殺しにかかる。顔面へのトラースキックからダイビングセントーンを浴びたが、ミスティコ必殺のラ・ミスティカは前転して逃がれ最大のピンチを回避。ツームストンパイルドライバー、掟破りのラ・ミスティカから右腕を変形のアームロックで絞り上げてタップを奪った。
▽30分1本
○永田裕志
井上亘
11分
岩石落とし固め
矢野通
石井智宏×
 青義軍がCHAOSに一矢報いた。矢野のいす、木槌を使ったラフファイトの前に井上が手も足も出ず。永田の叱咤激励でようやくスピアーで窮地を脱すると、代わった永田がキック、エクスプロイダーで反撃。永田も石井のラリアット連打の前に苦しい時間が続いたが、エルボー合戦で打ち勝つと井上が矢野をトライアングルランサーで分断。最後は永田がバックドロップホールドで石井を仕留めた。
▽30分1本
○中西学
大森隆男
金本浩二
9分44秒
アルゼンチン式背骨折り
蝶野正洋
獣神サンダー・ライガー
AKIRA×
 中西がパワーでレジェンド軍を粉砕した。パワーファイトでライガーを捕獲すると、チームに勢いもたらした。ライガーのブレーンバスター、蝶野のダイビングショルダータックル、AKIRAのミサイルキック、ムササビプレスとレジェンド軍の猛攻も耐え抜き、中西1人でライガー、蝶野をスープレックスで投げ捨てる活躍。大森との合体技ワシントン条約からアルゼンチンバックブリーカーでAKIRAを葬った。
▽30分1本
○TAJIRI 9分3秒
ラ・マヒストラル
岡田かずちか×
 岡田が善戦した。血気盛んな勢いにまかせてエルボー、スリーパーで攻撃。TAJIRIに様々な方法で左腕を絞られたが必死に耐えてみせた。しかし、ミサイルキックをヒットさせるもグラウンド卍固め、ハンドスプリングエルボーで反撃の芽をつぶされ、最後は変形のラ・マヒストラルに屈した。  試合後、TAJIRIは邪道、外道と握手し結託をアピールした。
▽30分1本
外道
○邪道
9分32秒
外道クラッチ
田口隆祐×
プリンス・デヴィット
 ノンタイトルながら邪道、外道がJr.タッグ王者を撃破した。序盤こそ王者組の勢いに押されたが、デヴィットに狙いを定めて試合をリード。王者組の反撃も巧みなインサイドワークで阻止した。スーパーパワーボムはデヴィットがカットされたが、あ・うんの呼吸で流れを引き寄せると外道が外道クラッチで田口を丸め込んだ。


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