大相撲九州場所で所要4場所で新入幕を果たし、勝ち越した御嶽海(22=出羽海)が14日、東京都墨田区の出羽海部屋で初めてちょんまげを結った。部屋の床山の床力の手で、約12分で完成。スピード出世の象徴だったざんばら髪に別れを告げて「ようやくお相撲さんの仲間入りができてうれしい。顔が引っ張られるけど、心地よい」と喜んだ。

 ようやく結えた通称「小ちょんまげ」をめでながら、兄弟子らからデコピンで祝福される「コンパチ」も受けた。今年1年を漢字1字で「心」と表したホープは「今年は心の面で少しは成長できた。このまま幕内で定着できる実力をつけていきたい。来年は、今年以上の成績を」と誓った。