大関稀勢の里(29)が15日、茨城県龍ケ崎市にある母校の長山中学校で講演会を行い「来年は優勝したい」と約270人の後輩たちに誓った。

 特に訴えたのは基本の大切さ。自らも悩んだ時に、四股などの基礎を徹底したことが大関昇進につながったという。「勉強や部活動で迷った時には、基本に戻ってほしい。必ず夢(への道)は開ける」と熱く語った。生徒に四股を教え、校内に設置されている「稀勢の里資料室」を見学するなど、リラックスした時間を過ごしていた。