大関琴奨菊(31=佐渡ケ嶽)が横綱白鵬(30=宮城野)との全勝対決を制して11連勝とし、優勝争いの単独トップに立った。

 左を差し勝つと、がぶり寄りながら押し出した。大関栃東以来10年ぶりの日本出身力士の優勝へ前進した。

 2場所連続優勝を目指す横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)は、大関豪栄道(29=境川)を押し出して1敗を守った。豪栄道は5連敗で4勝7敗となった。

 横綱鶴竜(30=井筒)は前頭3枚目魁聖(29=友綱)を寄り切って勝ち越しを決めた。

 大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は関脇嘉風(33=尾車)に、もろ差しからの肩透かしで敗れ5敗目を喫した。嘉風も6勝5敗とした。

 11日目を終わって全勝は琴奨菊ただ1人で、1敗で白鵬、日馬富士、2敗で前頭7枚目豊ノ島(32=時津風)同8枚目高安(25=田子ノ浦)が追う展開となっている。