9月の大相撲秋場所で初優勝を全勝で飾った大関豪栄道(30=境川)が16日、秋巡業のなにわ場所(大阪市・エディオンアリーナ大阪)で、平幕の琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)と15番の三番稽古をこなして汗を流した。

 地元大阪での巡業とあって、関取衆の中でも最も多くの声援を浴びながら土俵に立った豪栄道は、本場所で過去1勝2敗と分が悪い相手に対し、13勝2敗と大きく勝ち越して貫禄をみせた。「突いてくる相手は、あまり上位にいないので。突き押し対策をするために選びました」と琴勇輝との稽古の狙いを説明。子供相撲では、おいっ子の流くん(4)を相手にし、土俵入りでは6月に生まれたばかりのおいっ子の詩くんを抱いて登場。地元での巡業に「たくさん、お祝いの言葉をもらって励みになりました」と感謝していた。