大相撲の元大関雅山の二子山親方(39)が14日、所属する藤島部屋で内弟子の入門会見を行った。内弟子となる藪岡和孝(18)は、昨夏、春夏通して初の甲子園出場を果たした、大阪偕星学園野球部出身の元高校球児。相撲経験はないが、後援会の知り合いを通して、角界の門をたたいた。

 甲子園ではアルプス席で喉を枯らしたが、強豪校で鍛えた体は身長180センチ、体重91キロ、胸元も厚く、がっちりとした体形。ベンチプレス90キロ、デッドリフトは230キロ持ち上げる。角界での自信はあるか、と問われると「自信はあります」と即答。親方も「ビックマウスだね」と笑顔だった。

 藪岡は来年初場所(1月8日初日、東京・両国国技館)の新弟子検査を受検する。親方は「スパルタ指導のもとでやってたから、根性的な心配はない。未経験だから秘めるものもある」と期待した。