横綱鶴竜と新関脇玉鷲が5日、東京都墨田区の時津風部屋に出稽古し、ともに力強い動きを見せた。鶴竜は玉鷲らと26番取って25勝1敗。鋭い出足でのはず押しや組んでからの寄りに安定感があった。2連覇へ向け「どこかに目標として置いて、一日一日やっていくだけ」と意気込んだ。

 玉鷲は鶴竜との8番で1勝のみだったが、突き、押しで土俵際まで追い詰める場面が何度かあった。立ち合いの際に手をつく位置を、これまでより前方にしたといい「手が伸びるようになった」と手応えを感じていた。