初場所で初優勝した大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が第72代横綱に昇進した。第66代若乃花以来19年ぶりの日本出身横綱はどのようにして形づくられているのか。連載「誕生 横綱稀勢の里」で素顔に迫る。


(1)稀勢の里よ、孤独になれ…先代師匠の教え

(2)素直で真面目で頑固…父が話す稀勢の幼少時代

(3)18歳の誕生日に精いっぱいの笑顔

(4)「昭和のお相撲さん」継承者

(5)時折見せる「素顔」の魅力

(6)垣間見た日本出身力士の苦悩

(7)稀勢の里が金閣寺で握手を求めてきた

(8)稀勢の里が3時間も正座への罪滅ぼし

(9)休場しない 受け継がれる隆の里イズム

(10)初代若乃花も愛していた

(11)急死の師思いつかんだ大関

(12)三国志、アメフトで戦略学ぶ頭脳派

(13)馬券もぶれない

(14)ディフェンシブラインに注目

(15)SNS、自転車より大事な稀勢の里の「粋」

(16)稀勢の里 大関とは違う「発言力出る」

(17)稀勢の里、朝青龍の胸で泣いた夜

(18)稀勢の里は「スポ根」で重圧に耐えた

(終)稀勢の里「教育上良くない」ほど強くあれ

横綱昇進の伝達式の後、会見する稀勢の里(撮影・柴田隆二)
横綱昇進の伝達式の後、会見する稀勢の里(撮影・柴田隆二)