大相撲の春巡業は23日、東京・町田市で行われ、横綱白鵬(32=宮城野)が、朝稽古でまたも若手を指名した。

 小結正代(25)と前頭宇良(24)に続き、春場所で敢闘賞の20歳の貴景勝を指名。勢いのある若手を物ともせず14番取って全勝。力の差は歴然にも見えたが「三賞取ったしどんなものなのかなと。土俵際で押し込む力があった。勢い、実力を発揮していた」と褒め言葉がこぼれた。6場所ぶり38度目の優勝へ調整は順調ながら「コツコツとね。飛ばしすぎずに」と高ぶる気持ちを抑えた。