大相撲の横綱稀勢の里(30=田子ノ浦)が左おっつけの稽古を重点的に行った。

 東京・江戸川区の田子ノ浦部屋で14日、土俵に入ると若い衆を相手に立ち合いの確認を行い、その後はおっつけで横向きにさせる動きを繰り返した。左上腕付近のけがで途中休場した夏場所ではほとんど使えなかった伝家の宝刀だが「いつも通りの感じ。下(半身)ありきで上(半身)だと思っている。下をしっかりつくる」と、下半身から圧力を伝える意識を口にした。