日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。

 新大関の高安(27=田子ノ浦)は愛知県長久手市の部屋宿舎で会見し、番付表を片手に「しこ名がまた1つ大きくなってうれしい気持ちと、責任の重さと、いろいろなものがある。しっかり自覚して取り組んでいきたい」と話した。

 夏場所後の昇進から約1カ月。「今日を迎えるまで、すごく短かった気がする」と振り返った。その間を「自分なりにしっかりやってきたつもり」とし「初日まで、まだ時間がなる。万全の状態で初日を迎えたい。(新大関の重圧も)1つの醍醐味(だいごみ)。自分でそういうのを味わいながら、楽しみながらやりたい」と頼もしかった。

 さらに上の地位は、あと1つしかなくなった。「ここから上を目指すのであれば、まず優勝が必要になる。15日間、堂々と取って優勝したい。見ている人が『すごい』と思われる大関になりたい」と意気込みを語った。