高安は過去13戦7敗と合口の悪い玉鷲に敗れて、優勝戦線から遠ざかる3敗目を喫した。

 立ち合いは攻めて土俵際に追い込んだが、右に逃れられて押し出された。支度部屋では大きくため息をついただけで、終始無言。この日の朝稽古では「大関らしく堂々とやります」と意気込んでいたが、つまずいてしまった。